日本の先発は中4日の岩隈久志。今大会は2試合の先発を含む3試合に登板し、12回1/3を投げてわずか1失点と好調を持続している。韓国戦には9日の1次ラウンド順位決定戦で先発。負け投手にはなったものの、6回途中を2安打、1失点に抑える好投を見せた。大事な決勝の先発マウンドを任された岩隈は、「自分の投球をしっかり出せればいい。できることをやるだけ。最後の1試合なので楽しみたいです」と力強いコメントを残した。また、準決勝の米国戦で最終回に登板したダルビッシュ有も、「明日行けと言われれば準備します。僕はいつでも行けます」と連投を辞さない構えだ。
一方の韓国は左腕・奉重根が先発する。今大会、日本戦2試合に先発し、2勝を挙げている「日本キラー」が三たびマウンドに上がる。また、エースの柳賢振、金廣鉉の両左腕も中継ぎとして控えるだけに、左の好打者が並ぶ日本打線にとっては厳しい投手リレーが展開されそうだ。
大会連覇を狙う日本と、昨夏の北京五輪に続く国際大会優勝を目指す韓国。今大会5度目の対戦となるが、ここまでは2勝2敗と互角の争いを見せている。最後の決戦を制し、見事世界一の称号を手にするのはどちらのチームか――。20日間にわたって繰り広げられてきた熱き戦いに、ついに幕が下ろされる。
[ スポーツナビ 2009年3月23日 21:46 ]
Posted by yellowsubmarine